非破壊検査への赤外線照射による点検が急がれる理由

近年赤外線による非破壊検査の需要が増加しています。非破壊検査を実施する意味は、構造物の中に潜んでいる傷やコンクリートなどの劣化が起こっていないかの確認作業をして補修を行おうというものです。社会インフラの中でも道路の実延長は、120万㎞を超えており、高度経済成長期に建造された施設が全体の約81%に及んでいます。これに伴って橋梁やトンネルも同時に建造された構造物になります。

これらの橋梁・トンネルも40年以上を超えており非破壊検査の対象としてなってきています。従来は、目視点検がされていますが建造物を壊さずに正確に傷や劣化の規模を探すためには赤外線照射などの手法をとらざる得ません。実際に非破壊検査には、放射線や電流・赤外線照射や超音波探傷試験などが用いられています。このなかでも赤外線サーモグラフィは、物体の表面の温度・温度変化から内部の傷を発見するものです。

赤外線カメラを用いて検査が行われます。ひび割れなどの発見に適していると言われており導入が急がれています。比較的照射した部分の内部を分析して具体的なキズの所在を明らかにできますから精度も高いことで知られています。社会インフラが多すぎて手が回らず目視の検査や足場を組み立てた大掛かりな検査に頼るほかないのが実情です。

今後非破壊検査の要望はもっと増してくることは間違いありませんし、技術の進歩が検査方法をより高度なものにしていくことが期待されます。社会インフラが、崩壊の危機にさらされていることは間違いありません。

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